指物
釘など金物を使わずに木と木を組み合わせて作られる建具・家具
ノミなどでホゾや継ぎ手を彫り凹凸を利用して材を組む事。
日本ならではの伝統技法です。
日本の森林面積は平均7割。その豊富な資源を利用して
家は勿論、建具・家具・おもちゃ・食器等々・・木材は昔から
人の暮らしに欠かせない存在でした。
日本には四季があります。その環境に敵して育った杉。
杉は日本にしか生育していない植物です。
成長が早く水を好むので土壌水分ばかりではなく、空中湿度にも深く関わります。
真っすぐ成長した杉は木目が通っていて加工し易く、軽い割に強いので構造物に向いています。襖・障子などの建具に適しています。
こういった木材の背景を知り、特製を熟知した職人達が成しえる技。
日本独自の伝統技術なのです。
